大堀川の水辺をきれいにする会 

今年2017年は、当会が創立して20周年!


当会創立20周年記念 講演会とシンポジウムこちらです!

創立20周年記念誌 2017年3月発行

当会会員の原稿を
もとに、
  「創立20周年記念
 見守ろう大堀川」
 を作成しました。


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創立20周年記念 講演会とシンポジウム

 
山室先生の講演

シンポジウム:登壇者の発表

   初夏を感じさせる今年一番の暑さの中、145名(注)ものご出席をいただき、大変な盛会となりました。  
 (注)懇親会とシンポ143名、懇親会35名(2名追加)、内当会23名  
   多くの市民の皆さま、秋山市長始め柏市の皆さま、日ごろご支援を戴く皆さま、さらには当会OB等など 多方面からのお運びを賜り誠に有り難うございました。  
   山室先生を始めとする登壇者のお話があってのことですが、「良いイベントだった、またやって欲しい。」とのお褒めと激励の声も届きました。  
   次の節目に向け、当会の地道な活動にご期待下さい。  


掲載情報の目次  クリックで該当記事にジャンプします。
 プログラムと講演資料
 「柏市都市景観賞」受賞の紹介〜山本修史様
 講演会とシンポジウムの様子(写真)
 (1) 当会代表の挨拶
 (2) 来賓・秋山柏市長の祝辞
 (3) 感謝状贈呈(伊藤ハム様、ヨシザワLA様)
 (4) 山室真澄先生の講演
 (5) シンポジウムの様子
 懇親会の様子(写真)
 参加者の声: アンケート結果の概略   

案内パンフ: クリックでPDFが開きます。



プログラムと講演資料
 講 演: 手賀沼の自然環境保全を科学する  13:50〜
講師: 東京大学大学院新領域創成科学研究科  教授 山室 真澄 氏
概要: 高度経済成長期を通じ平野部の多くの湖沼で有機汚濁が進行した。有機物濃度が増加すると酸欠により生態系が攪乱される。また水道水源が富栄養化すると有害な消毒副生物の発生量が増える。 講演資料
(PDF)
他方、湖沼では護岸工事などによって水草が減ったことが水界生態系を攪乱し富栄養化進行の一因になったとして、水草を復活させることが水質浄化につながるとの考えがある。
本講演では江戸時代以降の日本での湖沼資源利用やそれにより生態系が受けた影響を概観し、水資源環境の持続的利用の方向を探る。特に近年各地で行われているヨシやアサザの植栽、沈水植物再生事業がどのような影響を与え得るかについてコメントした。
●手賀沼は魚類生産が高くて豊か: 面積は小さくとも湖岸長が大きいことが一因?
●手賀沼のハス帯: 大繁茂が酸欠状態を招き、モツゴくらいしか生息できない?
●ヨシの水質浄化: 枯れヨシで水質悪化させないよう、先人の植物有効利用を学ぶ
●ガシャモクが繁茂しすぎるとマシジミが生息困難? 先人は水草を肥料として採草
 
 シンポジウム: 生き物豊かな水環境を如何に守るか  15:35〜
司会: 大堀川の水辺をきれいにする会  中野 一宇 氏
コメンテーター:  科学ジャーナリスト  柴田 佳秀 氏
概要: 鳥が専門だが魚も大好きで手賀沼から大堀川は年中覗いている。大堀川の魚の種類が変わってきていて、気になる。モツゴが少なくなり、オイカワやツチフキが増えて来た。導水等で以前より流れが速くなったせいだろうか。
大堀川の水草の減少はコイやオオバンに食べられるのが主な原因と思われる。オオバンは温暖化の影響か最近増えて来ている。
大堀川に棲む生物を見守ると共に、今後の河川環境を多元的に見ていきたい。
資料は
後日予定
シンポジスト:  美しい手賀沼を愛する市民の連合会  八鍬 雅子 氏
概要: 美手連の紹介。手賀沼のハスの問題で刈り取りにトライしているが、容易ではない。
オオカワヂシャや特にナガエツルノゲイトウは手賀沼の脅威であり、大堀川の会も助力してほしい。
講演資料
(PDF)
シンポジスト:  大津川をきれいにする会  長原 邦子 氏
概要: 大津川の会の活動ぶりを大津川の四季の歌が流れるビデオにより(優しい雰囲気で)紹介。大津川でも多くの取り組みを行っているので是非知ってもらいたい。 講演資料
(PDF)
シンポジスト:  NPO法人こんぶくろ池自然の森 古橋 勲 氏
概要: こんぶくろ池自然博物公園は現在順次整備が進められており、NPOがその整備管理を行っている。きれいな写真で、8年目になる活動と公園の貴重な動植物を紹介。先を見て今後の活動を継続していきたい。 講演ビデオ
(WMV)
シンポジスト:  大堀川の水辺をきれいにする会 青木 保雄 氏
概要: 大堀川の会の紹介。大堀川の生き物は都会の川にしてはなかなかに豊か、その源は全域にわたる自然護岸と流れ方向での多彩な構造変化にある。森が涵養する水は川に繋がっており森の減少は川の生き物にも打撃、減少に歯止めをかけたい。 講演資料
(PDF)
          〜16:50
   (資料の取り扱い) 資料は講演者の許可を得て掲載しています。個人の閲覧目的以外の利用はご遠慮願います。
 (概要の記載) 当会文責によりご発言内容をまとめさせていただきました。

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「柏市都市景観賞」受賞の紹介
山本修史さんが「新しい柏の都市景観」として応募し、みごと景観賞に決定された大堀川の桜並木を紹介されました。
山本さんからは、「応募時の写真の一年後の写真を並べた際に、左岸にあったカラシナ群生が翌年は右岸に移っており、
植物の生態系としても継続的な調査・観察が重要なことが分かった。」とのお話が添えられました。

柏の新桜名所とされた大堀川〜応募時の写真(2016/4)

翌一年後の写真 (2017/4)
(参考1) 山本さんから頂いた大きな写真は当サイトの大堀川ギャラリに掲載しています。
(参考2) 平成28年度柏市都市景観賞の表彰式の様子はこちらです。

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講演会とシンポジウムの様子 (写真)

13:30〜いよいよ開演

当会・小林代表の挨拶

来賓・秋山柏市長のご祝辞

演台右側には手話通訳者

伊藤ハム様への感謝状 (森戸秀夫室長)

ヨシザワLA様への感謝状 (大藤勉主任)

会場の皆さま

司会の中野さん

山室真澄先生のご講演

山室真澄先生

ご講演の様子

会場の様子

終始活躍の手話通訳

会場から活発な質問

一つ一つ懇切丁寧なご回答

ご講演のまとめ

都市景観賞の山本さん・大堀川写真と共に

シンポジウム

当会の中野さんが司会進行

コメンテーターの柴田佳秀さん

話も佳境に入る・・・

会場の様子

美手連の八鍬雅子さん

大津川の会の長原邦子さん

こんぶくろ池の会の古橋勲さん

大堀川の会の青木保雄さん

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 ※写真係の不手際で品質不具合の写真ですが、
 和気あいあいの雰囲気をご紹介させてください。
 
   懇親会の様子 (写真)

本多さん(前柏市長)の発声で乾杯!

ホームサイエンス
クラブの山本さん

柏市議会議員の
上橋さん 

ホームサイエンス
クラブの砂原さん

手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会の森さん

柏530の会の
佐藤さん

OBの小平さん

科学ジャーナリスト
柴田さん

OBの奥村さん

懇親会に参加された皆さん

センター*の岡本さん

センター*の鬼山さん

センター*の松清さん

前市長の本多さん

当会発起の寺尾さん

これまので当会代表7人衆

懇談の様子

最後はこの人で「河井締め」
  (注) センター*とは市民活動センターを指しています。    

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参加者の声:アンケート結果の概略
 講演会とシンポジウムの参加者から、(1)当イベントの内容や運営への意見・要望等、(2)当会活動の今後に役立つ現状把握、(3)大堀川・手賀沼に対する地域の認識・要望、を把握することを目的として、アンケートを実施しました。
 一般参加者120名の中から70名(約6割)より回答をいただけました。たいへん有り難うございました。
 以下にアンケート結果とご意見の概略、次いでアンケートの質問と回答内訳について紹介します。
 アンケート結果とご意見の概略 
 専門家による地域環境に関わる講演は役に立ったという意見が多数。 
  講演会は、最新の情報、統計などを通し、新たな気付きが得られた等、8割が「良かった」とされた。
一方、内容が専門的過ぎる部分があった、画面の字が見づらかったなど、今後に生かす意見を頂いた。
  シンポジウムは、各団体の活動を知ってもらう貴重な機会とできた。
一方、各団体の立場からもっと深い議論や討議がされても良かったという意見も頂いた。
 清掃活動に対する理解や参加意思も多く寄せられた。 
   「清掃に参加したい」と回答した35名のうち、過去に参加したことがない方が15名いた。
   「清掃に参加したことがある」と回答した23名のうち、「(今後)参加したいと思わない」という方はゼロ。
   それら意見を受け、今後に向け清掃活動参加者を増やすためには、(1)大規模清掃時のフリー参加者増を図る、A会員増加を図る等が必要と感じられた。
 大堀川、手賀沼ともに地域での認知度は高く、生活に浸透していた。 
  大堀川、手賀沼ともに「月に一回以上行く」という回答が半数を超えている。
環境に対する意識も高く、将来に質の高い自然資産を残したいという意見が多かった。
  風景や水質などに関心が高く、それら自然環境が地域になくてはならないということを再認識できた。
 アンケートの質問と参加者回答の内訳 


 性 別 男性:女性:不明 ≒ 7:2:1
 年齢層 30代以下3%、40−50代20%、60−70代68%、80代以上7%
 居住地 柏市73%、我孫子市4%、その他19%
 職 業 会社員9%、官・公社11%、自主団体11%、その他9%、無職53%
講演会はいかがでしたか? 大変良かった80%、まあまあ19%、あまり良くない0%
シンポジウムはいかがでしたか? 大変良かった50%、まあまあ9%、あまり良くない4%
3-1 手賀沼にはどの位行きますか? 月1回以下31%、月1回以上50%、行かない16%
3-2 手賀沼の何に関心がありますか? 風景34%、水質25%、鳥19%、魚12%他
4-1 大堀川にはどの位いきますか? 月1回以下21%、月1回以上54%、行かない20%
4-2 大堀川の何に関心がありますか? 風景33%、散歩20%、鳥13%、草花11%他
5-1 今までに大堀川の会の清掃活動に、参加されたことがありますか? ある33%、ない59%
5-2 今後、参加したいと思われますか? 思う50%、思わない9%、今は分からない31%
 ⇒「思う」の清掃参加経験の内訳:あり57%、無し43%
  (注)参加者回答の内訳の合計値が100%に満たない場合は、残りは記入無し。       (アンケート集約取りまとめ担当: 沖田さん


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ご参考   10周年記念の交流会、10周年記念誌 15周年記念のパンフレット 

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