大堀川の水辺をきれいにする会

夏の生き物調査 2008の報告 2008.7.22(火)

 夏空の強い日差しの中、子ども達14名、お母さん方13名、当会20名の総勢47名の参加でした。
 13種・503匹の生き物調査と、CODパックテスト等の水質検査が実施できました。

このページの目次:
 1.高橋さんの参加レポート
 2.イベントの記録写真
 3.生き物の調査結果
 4.協力いただいた広報記事

事前清掃は1回実施しました
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1.高橋さんの参加レポート(写真:高田さん他)  

 大堀川2008年
「夏の生き物調査」レポート



  日時: 2008年7月22日(月) 9時30分〜11時30分
  場所: 国道6号脇のアサヒ飲料裏の
       大堀川左岸と地金堀の合流点
  天候: 晴れ、 気温 33℃、水温 28℃
  参加人数: 
       一般参加 27名(内子ども 14名)、
       会員 20名、 合計 47名


今日は、梅雨が明けて毎日最高気温を更新している最中の、晴天で風にもに恵まれた絶好の日でした。

会員は何時ものように8時までに「風車小屋」に集まり、必要な道具類を堤田さん始め4台の車に積み込み、会場へ。

9時過ぎには、受付場所、掲示板の設置、カスミ網の準備や当会の旗を各所に立てたりと準備完了。事前にPR活動として近くの小学校などに出向いて知らせたり、その他にもチラシを配ったので、9時過ぎから続々と子供たちが集まると思いきや、時間になっても子供たちの出足が悪く、中々集まりが良くありません。聞く所によると偶々何時も沢山参加している小学校の登校日と重なったようです。
ここ数年の半分以下ですが、それでも14名の子供さんが保護者の方と来てくれました。
その他、箕内会員の近くに住んでいる学生の北村さん(創価高校3年生)や松戸の環境ボランティアの方、手賀沼フォーラム流山実行委員の方など、例年にない人の参加がありました。本当に嬉しい限りです。

会員たちが川の中に入り、上流と下流から各6人が竹竿で水面をたたきながらゆっくりと合流地点から地金掘りへと魚を追い込んでいく。
その間に中野代表から子供たちに今日の生き物調査の説明があり、追い込み隊がカラス網を魚が逃げないように合流地点に張り終わってから、子供たちが網を手に保護者と一緒に坂に気をつけながら川に下りてくる。

子供たちは、ロープで決められた場所からカラス網の手前の浅瀬までの中で、広い空間のなかで何時もより少ない子供たちなので本当に伸び伸びと掬い網を持って生き物を取ることが出来た。特に今回は高学年の子供たちがほとんど居なくて、幼い子供たちが保護者と一緒に自由に歩き回り、可愛い子供の声があっちこっちで聞えたのが大変良かった。

また、採取した生き物の分類に千葉県環境アドバイザー鈴木優子先生の指導の下、お母さん方が3名も参加してくれました。
例年通り、2班に別れて説明会を実施、1班は魚等の生き物、2班は水質検査、各班が入れ替わりで経験した。
1班の鈴木先生から、生き物の名前を詳しく説明して頂きました。コイ、モツゴ、ワタカ、ヨシノボリ、メダカ、アメリカザリガニ、オタマジャクシ、スジエビ等々。今回は特に花壇近くから出てきた「亀」が子供たちの人気の的でした。説明が終わった後直ぐに生き物は川に放しました。詳しい「生き物調査結果」は別紙を参照して下さい。

2班の加藤さんは掲示板を使って、CODや透視度等を私たちの生活の中から説明して、小さい子供たちもコックリ頷いていました。更に子供たちと一緒にパックテストによる、大堀川の水、湧き水や家庭排水、なども水質検査を実際に薬品を使って実施。子供たちはもちろん保護者の方もパックの色が変化していくことに興味しんしんでした。子供たちへの説明には加藤さんのほか、松戸のボランティアの方にも参加して頂きました。
今回は残念なことに大堀川の水が例年に比べて汚い結果が出てしまいました。

あっという間に2時間もの時間が過ぎて散会したが、子供たちや保護者の中から、是非来年も参加したしたいとの声が聞かれた。また、一部の人には当会が10周年の桜記念樹の下に最近作った「山野草の花壇」を見てもらいました。

会場の後片付けのあと、また道具類を車に積み込み「風車小屋」へ、道具類、胴長靴などを水洗い、乾くまでの間に皆さんでご苦労さん会。簡単な昼食(ビール、つまみ、お茶、おにぎり)を食べながら、鈴木優子先生の環境に関するお話しを聞いたりして、賑やかな楽しい時間を過ごした。先生の裏話しとして、今回の生き物調査への依頼が遅かったために先生はすでに別口へ出席だったのをわざわざ当会へ切り替えて頂いたとのことでした。本当に有難いことです。

最後に、道具類を「風車小屋」に運び入れ、中野代表の音頭で高らかに「1本締め」で散会。











(鈴木さん撮影)

(青木さん撮影)




2.イベントの記録写真  

9:15
受付開始。小さな子ども達が集まりました。

9:40頃に中野代表の挨拶・説明会です。
9:40頃
下流、上流から水面叩きを開始。
10分程で地金堀合流点に魚たちを追込んだつもり、、でしたが、、、。
コイは雲隠れでした!

9:52
追い込んだ後、からす網を閉めました。

10:00頃〜
子ども達登場!

浅瀬で魚とりに夢中になりました。
すくい網で採った魚は、プラ舟にみんなで集めました。

からす網辺りが大漁でした。
10:35頃
2班に分かれ一方の班は、千葉県環境アドバイザの鈴木先生の説明で、生き物の名前を調べました。
もう一方の班は、COD等の水質を検査しました。

(11:00前に2班が交代でした。)
11:20頃にイベントを終了し、手足を水洗いしました。

11:30頃過ぎには現地を撤収しました。

12:00頃〜
道具小屋での水洗い、
そして反省会をしました。


3.生き物の調査結果  (魚図鑑は青木さん)

今年は、13種・約500匹が捕れました。
モツゴは例年通り大漁でしたが、オイカワ等のやや中サイズものが少なめでした。

コイ

ウシガエルのオタマジャクシ

ワタカ

シオカラトンボのヤゴ

モロコ

ミズカマキリ

チチブ

ヨシノボリ

ミシシッピーアカミミガメ

メダカ

ヒメダカ

モツゴのみなさん

種類 昨年までの調査結果 今年
’00 ’01 ’02 ’03 ’04 ’05 ’06 07 2008
コイ(コイ科) - 30 10
ゲンゴロウブナ(コイ科) - - - 18 28 - - - -
ギンブナ(コイ科) - - - - - - - -
モツゴ(コイ科) 111 85 240 400 300
オイカワ(コイ科) 21 -
ハス(コイ科) - - - - -
ワタカ(コイ科) - - - - -
ウグイ(コイ科) - - - - - - - -
モロコ(コイ科) - - 12 170
ムツギク(  科) - - - - - - - -
チチブ(ハゼ科) - - - - - -
ヨシノボリ(ハゼ科) - 44 69 18 150 24
メダカ(メダカ科) - -
ドジョウ(ドジョウ科) - - - - - - - -
オタマジャクシ - - - 46 17 17
スジエビ - - 211 30 80 120 150
アメリカザリガニ - 20
アメンボウ - - - - - -
その他 - - - ヤゴ、ガムシ、サカマキガイが各1 オケラサカマキガイが各1 ミズカマキリが1 ヤゴが1 ヒメモノアラガイが1 シオカラトンボのヤゴ、ミズカマキリ、カメが各1


4.協力いただいた広報記事  

ASAプラザ2008.7.3号で紹介していただきました。
ビーコム2008.7.1号で紹介していただきました。


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