大堀川の水辺をきれいにする会

2013年度: 大堀川水質の協働調査

  第1回実施結果はこちら! 第2回実施結果はこちら! 

2013年度 協働調査の計画  

 実施要領の事前周知  (世話役:高橋、青木、加藤)
2013(H25)年度の大堀川の協働調査を下記の通り行います。 
 県では、今年度も引き続き、従来どおりの測定調査方式を継続することに決まりました。 
 当会では、2011年度から、測定地点を大堀川本流系1本に絞っています。その着眼点は、北千葉導水注入前後、礫間浄化装置前後、地金堀樋管合流前後の水質比較並びに主要樋管流入水に関する水質です。
調査対象の測定地点:
測定を2班に分け、上流班は新駒木橋の上流から新堤橋まで、下流は高田橋から呼塚橋とする。
後述の測定地点マップの通り、上流班の6地点と下流班の6地点との、計12地点で測定する
なお、上・下流班とも水質の調査を行い、最後に合流する高田緑地前で水生生物調査を行う。
集 合: 9時20分上流班は新駒木橋袂・導水地点、下流班は呼塚橋ヨコの物流センター裏に。
水質調査項目: 野帳記載の全項目と測定できる箇所の水量。(胴長が必要) 
参加者の業務分担:
調査のリーダー役: 上流班は加藤、下流班は青木。
調査用具の運搬: 上流班は柏市環境保全課の方、下流班は青木。
記録: 専任者を決めて実施。 
写真: デジカメで測定の様子など撮影。
測定: 記録係以外の方全員で分担。測定項目毎に出来るだけ担当者を固定した方がベター。
水質測定上の留意事項:
(1) 採水地点が散らばるので2〜3地点の水を1箇所でまとめて測定するのがよいでしょう(採水運搬用ポリビン用意)。但し各地点の測定が入り混じらない対処が必要です。水試料毎にサブ記録紙を置き、テストパックをその上に並べ測定者が結果をその紙に記録しそれらを正規記録紙に転記する、ようにして下さい。
(2) 測定は丁寧に行ってください。予想外の数字が出た場合は必ず再測定してください。
(3) 野帳記載の測定項目の他に水量を測定してください(川幅及び3箇所の流速と水深を測って算出)。無理な所は測定しなくて結構です。
(4) パックテストは、水温による測定時間の補正を必ず行う、吸水後パックを良く振って薬品を充分溶かす、パックを手で持たず日陰に置く(暖めない)などの注意点を守ってください。
(5) パックテストの比色の際は、パックを必ず比色表の白紙の部分に置いて標準色と比較し、対応する標準色の下の数値を読んでください。(下が物質濃度、上はイオン濃度)
(6) 透視度測定は、日陰で行い二重十字マークの中側がはっきり見える水面の高さを測ってください。
水生生物調査要領(第1回のみ実施):
 (川底や川岸に棲んでいる生物を調べることで川の水質等級を判断する調査です)
(1) 上流班で調査しますが、下流班の方もできるだけ一緒に調査できるようにしてください。
(2) 川の中にある石の下流に網を置き石のいくつかを静かに取り上げ、石を取り上げた跡の川底を足でかき混ぜ流れてくる生物を網で受けます。これらを水を張ったバケットに入れて石の表面にいる生物や網の中の生物をピンセットなどで捕まえます。胴長が必要です
(3) 捉えた生物を図鑑と対比して名前を調べ、アルコールの入ったビンに入れて提出します。
その他:
両班の参加者は最後に高田緑地東屋前に合流し、相互のデータ確認等を行います。
終了時には用具、器材を整理し、リストと照合・確認の上返却してください。
なお、調査方法、用具などで気のついたことがあれば、各々で事前準備をお願いします。

上流班の測定地点       注:測定地点の番号は県が付した新番号、()内は旧調査番号
No.9(51)導水注入前  No.10(52)導水注入後 No.11(61)後原上樋管
No.12(35)天神前樋管 No13(53)礫間浄化装置前 No.14(54)礫間浄化装置後
 
下流班の測定地点   注:測定地点の番号は県が付した新番号、()内は旧調査番号
No15(62) 篠塚樋管  No.16(63)篠籠田橋樋管 No.17(64) 木崎台樋管
No.18(9-1)地金堀合流前 No.19(9-2) 地金堀樋管 No.20(10)地金堀合流後
 


H25年度第1回 協働調査 (2013.6.18) の実施結果

 調査結果:   
【実施日時】 2013年6月18日(水) 9:20〜11:30  曇り
【参加者】  総勢10名 
  上流班: 6名 (当会: 酒井、中野、加藤、高橋、 柏市環境保全課: 村山、吉田氏)
  下流班: 4名 (当会: 冠木、木村、青木、 柏市環境保全協議会: 関氏)
1.実施模様 (加藤)
(1)水質調査
参加者が少なく完遂が懸念されたが全部できてよかった。
今回も本流は基準値内であったが、支流に一部汚い所があった。
北千葉 導水注入前(No.51(新No.9))地点の透視度が低かったが、UR都市機構の工事が原因である。
礫間浄化施設は運転休止中に付き前後で水質に差なし。
天神前樋管は今回比較的よかったが、COD、電気伝導度、アンモニアがやや高値である。
篠籠田樋管は外観、水質共に悪く、問題である。どこが問題か検討したい。
(2)水生生物調査 (高田緑地地点で調査した結果)
採取できたもの
 ヌマチチブ:2、トウヨシノボリの稚魚:多数、ブラックバスの稚魚と思われるもの:1、昆虫の幼虫:1
普通採取されるスジエビは0であった。 上記結果については、水の館に同定依頼した。
2.データ (加藤)  ※元データのExcelファイル(読取専用)はこちらです!
 上流班の調査地点: 6ヶ所
      No.9.導水注入前、 No.10.導水注入後、 No.11.後原上樋管、
      No.12.天神前樋管、No.13.礫間浄化装置前、No.14.礫間浄化装置後
 下流班の調査地点: 6ヶ所
      No.20.地金堀合流後、 No.18.地金堀合流前、 No.19.地金堀樋管、
      No.17.木崎台樋管、 No.15.篠塚樋管、 No.16.篠籠田橋樋管
地金堀樋管にて
高田緑地にて
集まった皆さん


H25年度第2回 協働調査 (2013.12.5) の実施結果

 調査結果:   
水質協働調査は大変に素晴らしい天気に恵まれました。  調査は参加者の皆さんのお陰で予定通り順調に終了いたしました。 お疲れ様でした。

【実施日時】 2013年12月5日(木) 
         9:30〜12:00  晴れ


【参加者】  総勢15名
 上流班: 名 (青木、佐藤(善)、中野、高橋、藤波、 
           柏市環境保全協議会:関、望月、桑原、篠原)

 下流班: 名 (加藤、冠木、酒井、深津、 
           柏市環境保全課:村山、吉田)
 ※敬称略
1.実施模様: 水質調査  (加藤)
本流は従来より少し高いCODであった。
樋管は汚れが目立つ、これが本流を汚しているようだ。
天神前樋管は水量が全体の1割と多く、CODが高く、川底は白色異物に覆われている。
なお、臭いは下水臭が周辺に及び、付近の住民から苦情を言われた。
地金堀は水量が多く、やや高いCODである。
他の樋管は水量が微小であり、本流に影響しない。しかし、時にひどい外観を示すことがある。
2.データ (加藤)  ※元データのExcelファイル(読取専用)はこちらです!

 上流班の調査地点: 6ヶ所
      No.9.導水注入前、 No.10.導水注入後、 No.11.後原上樋管、
      No.12.天神前樋管、No.13.礫間浄化装置前、No.14.礫間浄化装置後
 下流班の調査地点: 6ヶ所
      No.20.地金堀合流後、 No.18.地金堀合流前、 No.19.地金堀樋管、
      No.17.木崎台樋管、 No.15.篠塚樋管、 No.16.篠籠田橋樋管
上流班導水注入地点で
上流班新橋の傍で
パワーテックの皆さん
NO.9地点水量測定
新堤橋下の水採取
調査模様
天神前樋管の汚れ
NO.16篠籠田橋樋管
高田緑地前:調査のまとめ
 (写真:青木、高橋、加藤)

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