大堀川の水辺をきれいにする会

2011年度: 大堀川水質の協働調査

 実施結果はこちらです!

協働調査の計画  

実施要領の事前周知 (2011/12/24 大堀川の会 青木・高橋)
23年度の大堀川の協働調査を下記の通り行いますのでよろしくお願い致します。
県では、今年度も引き続き、従来どおりの測定調査方式を継続することに決まりました。
当会では、9月の月例会にて諮ったとおり、従来の測定調査内容を根本的に見直すことにします。
その着眼点は北千葉導水注入前後、礫間浄化装置前後、地金堀樋管合流前後の水質比較並びに主要樋管流入水の水質です。そのため、
測定地点を大堀川本流系1本に絞りました。

調査対象:
測定を2班に分け、上流班は新駒木橋の上流から新堤橋まで、下流は高田橋から呼塚橋とする。
後述の測定地点1,2の通り、主流6地点と、主たる支流=樋管の出口6地点からなる新たな測定地点12点で測定する。 なお、上流班・下流班共に水質の調査のみ行う。

日 時:  1月19日(木)9時30分〜12時、荒天の場合の予備日は1月26日(木)
集 合: 上流班は新駒木橋袂、導水地点、
       下流班は旧アサヒ飲料裏・生き物調査場所、9時20分までに。
雨天対応小雨なら決行とします。中止する場合は前日中に連絡します。 

参加予定参加見込みの方々を記載します。
 上流班: 会員は青木、加藤、冠木、佐藤、鈴木、中野、深津、藤波、高橋。
        他に柏市環境保全協議会の方等2〜3名
 下流班: 会員は石田、今西、河井、木村、芝原、寺尾、船田、湯原、新保。
        他に柏市環境保全課の方等2〜3名
 ※どうしても都合のつかない方は、申し出てください。最終調整します。

水質調査項目: 野帳記載の全項目と測定できる箇所の水量。 

参加者の業務分担
 調査のリーダー役: 上流班は高橋、下流班は新保。
 調査用具の運搬: 上流班は青木、下流班は柏市環境保全課の方
 記録: 専任者を決めて実施。 
 写真: 担当者がデジカメで測定の様子など撮影。
 測定: 記録係以外の方全員で分担。測定項目毎に出来るだけ担当者を固定した方がベター。

水質測定上の留意事項
(1)採水地点が散らばるので2〜3地点の水を1箇所でまとめて測定するのがよいでしょう(採水運搬用ポリビン用意)。但し各地点の測定が入り混じらない対処が必要です。水試料毎にサブ記録紙を置き、テストパックをその上に並べ測定者が結果をその紙に記録しそれらを正規記録紙に転記する、ようにして下さい
(2)測定は丁寧に行ってください。予想外の数字が出た場合は必ず再測定してください。
(3)野帳記載の測定項目の他に水量を測定してください(川幅及び3箇所の流速と水深を測って算出)。無理な所は測定しなくて結構です。今回は水量測定は実施しません。
(4)パックテストは、水温による測定時間の補正を必ず行う、吸水後パックを良く振って薬品を充分溶かす、パックを手で持たず日陰に置く(暖めない)などの注意点を守ってください。  
(5)パックテストの比色の際は、パックを必ず比色表の白紙の部分に置いて標準色と比較し、対応する標準色の下の数値を読んでください。(下が物質濃度、上はイオン濃度)
(6)透視度測定は、日陰で行い二重十字マークの中側がはっきり見える水面の高さを測ってください。

その他
両班の参加者は最後に高田緑地東屋前に合流し、相互のデータ確認等を行います。
・終了時には用具、器材を整理し、リストと照合・確認の上返却してください。
・なお、調査方法、用具などで気のついたことがあれば、各々で事前準備をお願いします。
測定地点1: 上流班
 ・NO.51.導水注入前       ・NO.52.導水注入後      
 ・NO.61.後原上樋管       ・NO.35.天神前樋管
 ・NO.53.礫間浄化装置前    ・NO.54.礫間浄化装置後

 
測定地点2: 下流班
 ・NO.10.地金堀合流後     ・NO.9-1.地金堀合流前
 ・NO.9-2.地金堀樋管      ・NO.64.木崎台樋管
 ・NO.62.篠塚樋管        ・NO.63.篠籠田橋樋管
(注) 番号は旧調査と同じ地点は継続性を重視して同じ番号を付してます。

 


協働調査の実施結果

   調査結果の詳細レポートはこちらです!
【実施日時】 2012年1月19日(木) 9:30〜12:00
【参加者】  総勢15名  ※以下、敬称略 
  上流班: 11名 (柏市環境保全協議会4名: パゥダーテック梶@関、桑原、富塚、小林
                 当会7名: 青木、加藤、冠木、鈴木、中野、藤波、高橋)

  下流班:  4名 (柏市環境保全課1名: 海老原、 当会3名: 河井、湯原、新保)
1.調査地点 
上流班: 6ヶ所
      NO.51.導水注入前、NO.52.導水注入後、NO.61.後原上樋管、
      NO.35.天神前樋管、NO.53.礫間浄化装置前、NO.54.礫間浄化装置後
下流班: 6ヶ所
      NO.10.地金堀合流後、NO.9-1.地金堀合流前、NO.9-2.地金堀樋管、
      NO.64.木崎台樋管、NO.62.篠塚樋管、NO.63.篠籠田橋樋管
2.結果概要
 調査データ上では、相対的に上流より下流の方が水質がよく、特にCODのみでみるとそれが際立っている。これは、途中の流入樋管水があまり汚くなければ、水は流れるにしたがって植物や微生物で浄化され綺麗になり、下流のCODが下がっているものと思われる。以前本流系を測定したときも同じく下流のCODが低かった。
(1)上流班
導水前と後では明らかに導水後の水質は改善されている。
樋管では本流に比し相対的に水質が悪く、また家庭や農地からの排水による硝酸性窒素やアンモニア性 窒素の値が高くなっている。特に天神前樋管は上流に工場団地があるためか、汚れが目立つ。
(2)下流班
COD値だけをみると、本流も樋管も上流に比し、それほど汚れては居ない。
地金堀樋管は今回調査地点の中では一番汚れているが、過去の調査と比べれば殆ど水質は悪化していない。
地金堀の合流前後では、汚れている地金堀樋管からの流入があってもあまり水質変化はみられない。

導水注入前(No.51)
導水注入地点(No.52)
導水注入地点(No.52)での調査模様 上流班の皆さん
?? 天神前樋管(No.35)
調査模様2
地金堀の出口(No.9-2)
地金堀の出口(No.9-2) ”泡”



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