実施要領の事前周知 (2010/5/31 大堀川の会 青木・高橋) |
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22年度の第1回目の大堀川の協働調査を下記の通り行いますのでよろしくお願い致します。
調査対象:
前回同様、調査地点は本流班は高田三勢の支流及び地金堀との合流点付近主流、地金堀班は正連寺地区上流部です。 なお、本流班は水質と地金堀合流後での水性生物の調査、地金堀班は水質の調査のみ行います。
日 時: 6月24日(木)9時30分〜12時、雨天の場合の予備日は7月2日(金)
集 合:本流系は地図No.33地点(付近駐車可)、地金堀系は田中中学校裏門前、9時30分までに。
雨天対応:小雨なら決行とします。中止する場合は前日中に連絡します。
参加予定: 参加見込みの方々を記載します。
本流班: 会員は高橋(班長)、中野、奥村、河井、山口、尾曲、高鹿、深津、冠木、他。
他に柏市環境保全課2名程度
地金堀班: 会員は青木(班長)、志茂、木村、鈴木、湯原、芝原、今西、船田、佐藤、
新保、他。
※都合悪い方、上記以外で参加できる方、高橋まで連絡下さい。最終調整します。
水質調査項目: 野帳記載の全項目と測定できる箇所の水量。
参加者の業務分担:
調査のリーダー役:本流班は高橋、地金堀班は青木。
調査用具の運搬:本流班は柏市環境保全課の方、地金堀班は青木。
記録: 専任者を決めて実施。
写真: 担当者がデジカメで調査地点の全景や状況、測定の様子など撮影。
測定:記録係以外の方全員で分担。測定項目毎に出来るだけ担当者を固定した方がベターです。
水質測定上の留意事項:
(1)2〜3地点の水を1箇所に集めて測定するのがよいでしょう(採水運搬用ポリビン用意)が、測定が入り混じらない対処をして下さい。まずサブ記録紙に記入してから記録紙に転記すると間違いがありません。
(2)測定は丁寧に行ってください。予想外の数字が出た場合は必ず再測定してください。
(3)野帳記載の測定項目の他に水量を測定してください(川幅及び3箇所の流速と水深を測って算出)。無理な所は測定しなくて結構です。本流系は胴長が必要です。
(4)パックテストは、水温による測定時間の補正を行う、吸水後パックを良く振って薬品を充分溶かす、パックを手で持たず日陰に置くなどの注意点を守り、比色の際は対応標準色の下の数字を読んでください。
水生生物調査要領
(川底や川岸に棲んでいる生物を調べることで川の水質等級を判断する調査です)
(5)本流系で調査しますが、地金堀系の参加者もできるだけ一緒に調査できるようにしてください。
(6)川の中にある石の下流に網を置き石のいくつかを静かに取り上げ、石を取り上げた跡の川底を足でかき混ぜ流れてくる生物を網で受けます。これらを水を張ったバットに入れて石の表面にいる生物や網の中の生物をピンセットなどで捕まえます。胴長が必要です。
(7)捉えた生物を図鑑と対比して名前を調べ、アルコールの入ったビンに入れて提出します。
その他:
・両系統の参加者は最後に”アサヒ飲料跡地”裏で合流し、相互のデータ確認等を行います。
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測定地点1(昨年と同様): (1)本流系高田三勢地区支流、(2)地金堀との合流点付近 |
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(1)本流系高田三勢地区支流:
・水量測定出来そうな箇所はNo.32、34、35
・No.31は調整池西側の空き地を奥へ入っていくと到達する
・No.31、No.33は高いところから長い紐つきのビンで採水する
(2)地金堀との合流点付近: ※ここで生物調査を実施
・これまでと同じNo.9-1合流前本流、No.9-2地金堀出口、No.10合流後の3地点。
・水生生物調査(川底や川岸に棲む底生生物を採取、判定)はNo.10合流後地点で行う。
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測定地点2(昨年からNo.47が47-2に変更): 地金堀系正連寺地区上流部 |
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・No.46へは南側道路の工事現場入り口から入る。
・No.46、47、48は高いところから紐付のビンで採水する。
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実施結果: 調査結果と調査データの詳細レポートと、
2007以来の4年分の協働調査データのまとめ(PDF版) |
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【実施日時】 2010年6月24日(木) 9:30〜12:15
【参加者】 総勢18名
本流系: 9名 (当会:奥村、尾曲、冠木、河井、中野、山口、高橋、柏市:海老原、成島)
地金堀系: 9名 (当会:青木、新保、志茂、鈴木、木村、一般:石田、柏市:金子、
千葉県水質保全課(高木)、県環境研究センター(平間)) ※敬称略
【コメント】
協働調査は天候にも恵まれて、千葉県、柏市の所管部署の方々にも参加頂き滞りなく終了しました。参加の皆様有難う御座います。前日の雨から一転しての好天に恵まれました。これは日頃の会員の皆様の行いが良いからでしょうね。
今回調査の特徴は、新会員の新保さん、冠木さん、それに会員見習い中の石田さんという新しい方々が活躍されたことだと思います。それと高田さん作成の1m長の透視度計が異彩を放っていました。 |
1.調査地点 |
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本流系: 高田三勢地区支流のNo.31〜35の5ヶ所と、
地金堀合流点付近のNo.9-1、9-2、10の3ヶ所。(従来同様)
地金堀系: 正連寺地区上流部のNo.41〜49(45除く)の8ヶ所。(No.49追加) |
2.結果概要 |
(1)本流系 |
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三勢工業団地排水主体の水路(No.33)は電気伝導率が620、CODが60、硝酸性窒素が5とひどく汚いが、この場所以外では、全体的にCODや硝酸性窒素がこれまでよりも低く、ひどい汚れの目立つところはなかった。 |
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三勢の森からの滲出し水の小川は、森が伐採されたためか水量が極めて少ないがきれいな水質を保っている。 |
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地金堀との合流点付近の主流は大体従来並の水質であった。 |
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1m長透視度計の使用で50cm長の時より高い透視が確認できた。 |
(2)地金堀系 |
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COD値でみると、こんぶくろ池とそれに続く小川がこれ迄もよりかなり高く、その下流も最近良化傾向にあったのが今回は大幅に悪化している。開発工事の影響が出ているようにも推察される。
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他方、十余二工業団地から来るNo.43の系統は硝酸性窒素が低下し良化傾向が見られる。 |
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桜田建設傍の水路(No.47)は流量が僅かで採水できない状況になり、源流の水路が変更された可能性もある。 |
(3)本流地金堀合流地点で確認した水性生物 |
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スジエビ、ヨシノボリ、モツゴ、フナ、アカムシ、サカマキガイ等 |
水
生
生
物
の
調
査 |
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1
m
長
尺
の
透
視
度
計 |
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本
流
系
・
No.
32 |
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本
流
系
・
No.
35 |
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地
金
堀
系
No.
44
上
・
濁
り |
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地
金
堀
系
No.
48 |
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合
流
地
点
No.
9-2 |
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合
流
地
点
の
調
査
模
様 |
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