大堀川の水辺をきれいにする会 


秘湯訪問 "那須の北温泉" 報告(2012.10.19-20)


北湯温泉の古い建物

北湯温泉の温水プール

駒止(こまどめ)の滝

紅葉が始まった温泉近く

のんびり旅のあらまし  
 1.日 程  2012年10月19日(金)〜20日(土)
 2.行く先  栃木県那須郡黒磯町 北温泉
         宿泊: 北温泉旅館 黒磯町湯本151  (TEL 0287−76−2008)
 3.参加者  7名: 河井、新保、堤田、木村、湯原、石田、加藤
               (幹事: 湯原、石田、加藤)
 4.行 程 
■10月19日(金) 快晴 ・・やや風あり、夕方寒し
  集 合 午前8時30分 JR柏駅中央改札口前

    常磐快速・柏駅発8:39 ⇒ 上野駅9:10着|東北本線乗換|9:43発 ⇒
     
(電車事故で古河にて65分停車) ⇒ 宇都宮駅12:33着|乗換|12:38発 ⇒
    黒磯駅13:30着|東野バス乗換|14:15発 ⇒ 大丸15:05着 ⇒
     以降は徒歩で ⇒ 北湯温泉口15:20頃 ⇒ 駒止の滝15:40頃 ⇒
     16:00-北温泉着
■10月20日(土) 快晴 ・・風なく、やや暑い強い日差し
 
    北温泉8:50発 ⇒ 駒止の滝9:05 ⇒ 那須平成の森の散策 ⇒ 
     フィールドセンター10:00着 | 熊の生態のミニガイド10:30−11:00
     |センター 11:10発 ⇒ 八幡温泉11:50着|好展望の八幡平にて昼食
     |東野バス12:08発 ⇒ 黒磯駅12:55着|東北本線乗換|13:14発
     ⇒ 宇都宮駅14:10着|乗換|14:13発 ⇒ 久喜15:07着
     <東部野田線組と分かれて> ⇒ 上野16:00着|常磐線乗換
     |16:09発 ⇒ 柏駅16:39ごろ着 【散会】




 旅の足取りとスナップ写真 (河井、堤田)
 台風21号が過ぎ去った翌日19日は真っ青な快晴。
 JR東北本線では、ボックスシート2枠で祝杯をあげつつ談笑していると(写真上左)、○○事故のせいで1時間ほど古河駅で停車しました。おかげで遅れて黒磯駅に到着(写真上右)しました。
 そこで軽食をとり、東野(Toya)バスでゆっくりと大丸温泉口まで行きました。なお、この日は強風にため那須ロープウェイは運休でした。
 ここから紅葉”始め”を堪能しながら徒歩で、北温泉口(写真右)まで戻りバス1駅分を歩き、ここから北温泉に向かって更に歩きました。
 少々歩くと北温泉の駐車場まで来ると車道は終わり、ここに「駒止に滝」の観瀑台があり、このページ表題下のようなきれいな紅葉の中の大滝を見下ろせました。
 谷合のため、この時間は山の端に日が沈む頃に近く、向かいの紅葉も日陰が迫ることでした。
 写真右は、足の悪い筆者の観瀑台到着をお待ちいただいた皆さんです。
 観瀑台から谷合に沿って、山間から那須の街並みを振り返り遠望しつつ、少し歩くと北温泉の屋根が見えてきます。
 日陰は寒くなりましたが、手袋でなんとか寒さをしのぎました。
 先ずは、屋外の温水プールが紅葉にの向こうに見えました。
 北温泉の縦看板もすぐに見え、山に囲まれた古い木造りの北温泉に、ほぼ16時に到着しました。
 宿の玄関土間に炭火が温かく出迎えてくれ、左の階段を上って2階の2部屋に案内されました。(宿の縦看板にいちばん近い場所)
 すぐさま温泉に入りました。先ずは”混浴”の「天狗の湯」(写真下左:翌朝の写真)ですが、男性の気配しかありませんでした。その隣りに「うたせ湯」があり、頭からチョロチョロ落ちる湯を浴びました。その隣りに「家族風呂」があり、そこには女性の気配がありました。
 この他、露天風呂の「河原の湯」にも入りましたが、”満天の星空”が空一面を埋め尽くし、大感激でした。
 【余談】河井さんがもったいなくも一人で家族風呂に入り、中から鍵をかけていたそうです。
 一風呂の後、早速、部屋で祝杯をあげ、6時頃から夕食となり、再三ながらの乾杯をしまして、歓談となりました。
 食事は、これまた古い造りの食堂でいただきました。
 ご飯がとても美味しかったです。が、焼き魚やフライもの等が、やや冷たくなっていたのがあえての難点でした。
 この後、更に部屋に戻って懇談会でしたが、河井さんの名調子が宴たけになった10時過ぎ頃に床に付きました。
 さて、朝方5時半前に「河原の湯」に出かけました。
 最初は明けの星が1つ残っていて薄暗かったですが、徐々に山の端が明るくなりだし、その後、写真左のように、砂防ダムの向こうの飯盛山(1364m)の頂が赤くなりました。
 この後、周囲の紅葉の山肌も赤くなり、いよいよほんとに夜が明けました。
 写真右は、古い宿2階から顔を出した新保さんです。の
 9時前に、猫と女将?さんに挨拶して宿を出発しました。
 まわりの紅葉の山肌は、青空のもと昨日以上にきれいになっていました。
 「駒止の滝」の滝つぼにも日があたり、きれいな青色になっていました。まわりの紅葉も立派でした。夜明け前から構えていた数名のカメラマン曰く、「もう3,4日でもっときれいになるだろう」とのことでした。
 駒止の滝の観瀑台そばに、「日光国立公園 那須平成の森」の入口があり、ここからフィールドセンターまで1時間弱ほどの散策が始まりました。
 那須の御用邸の近く、とのことでもあり、歩道には木くずが敷かれよく整備されていました。
 昨年できたらしいフィールドセンターでは、自然観察のガイドや各種イベントが行われていました。この日はチェンバロの演奏会もありましたが、我々は熊の生態に触れる無料ガイドに参加しました。
 熊の食べ物としてミズナラのどんぐり、アオハダの赤い実、ブナの実等を探しましたが、今年は全国的に大不作らしいです。とのことでしたが、加藤さんが熊の気持ちになってそれらを苦味をものともせずに食していました。
 今年は、森の動物にとっても頑張るしかないようです。
 フィールドセンターから、30〜40分歩いて、近くのバス停を目指して道路に沿って歩きました。
 先ずは目の前に、茶臼岳(写真左:1898m)と朝日岳(写真右1896m)が見えました。
《この朝、那須ロープウェイで茶臼岳方面に上がったカップル曰く「寒かった、軽装で困った」とのこと》
 紅葉を見ながら、道路沿いに下り、その後の上りを少々経て、「八幡平(標高1100mだった?)」まできて、展望の良い遊歩道で昼食をとりました。
 写真下左がそれですが、河井さんの足元には、日本酒のパックがあります。
 バス停まではもっと歩きがあるかと思っていたら、昼食場所からすぐ近くに「八幡温泉」のバス停がありました。バスも運よくすぐに来て黒磯に向かいました。
 黒磯からの帰路も、トイレに近いボックスシートに陣取り、残っていたお酒とつまみで祝杯でした。
 久喜で4人が東武野田線ルートで分かれ、河井・木村・筆者の三人は上野経由で最後の電車となりました。明るいうちに無事の帰宅となりました。
 お疲れ様でした。

 参加された皆さんのメッセージ  
湯原(ツアーリーダ)
石田:
木村: 
 快晴の那須の旅、気の置けない仲間と温泉良し酒良しの二日間でした。
 来年は奥鬼怒の一軒宿・八丁湯など候補にのぼりました。
加藤:
 平成の森に真新しい「あずまや」がありました。
 しかし、その名前に「四阿(shelter)」と書いてありましたので、不思議に思いネットで調べた事を添付します。 皇室らしく、難しい字を使ったのかと思いました、英語はshelterとわかりやすいことばにしてありましたが。
【雑学】 四阿(あずまや、しあ)、東屋(あずまや)とは庭園などに眺望、休憩などの目的で設置される簡素な建屋。「四阿」の「阿」は棟の意味で、四方に軒を下ろした寄棟、宝形造などの屋根を持つ建造物を意味する。唐風に「亭」(ちん)とも呼ばれる。和語の「あずまや」は東国風の鄙俗な建屋を意味する。
河井:
 両日とも絶好の行楽日和、新しく出来た露天風呂につかって満天の星を満喫しました。 酒とつまみは湯原さんがハンドバックで持込んだり、冠木さんの差し入れもあって二日間でも未封切り二本を残すほどあって、満足しました
 翌日の平成の森歩きと熊のことについてのガイドは予期しない好事でした。道は凹凸殆んどなく、距離も全部で一日9千歩(バス利用ならもっと少なく)をゆっくゆっくり。 冠木さんも歩けたのじゃないかな、と一同の感想。
 来年はもっと多くの人が行けるところにしたいですね。
新保 :
 北温泉の素晴らしい湯、特に夜空の星が見事な満天の湯は最高。 新穂高の秘湯を思い出しました。
 そして皆さんと飲んだ酒は格別でした。 なお、メンバーが多かったらと感じた小旅行でした。
 幹事さんに感謝。 次回も期待(来たい 行きたい)。





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