大堀川の水辺をきれいにする会
夏の生き物調査2009の報告
2009.7.20(月)
夏空の強い日差しの中、子ども達31名、ご父兄23名、当会17名の総勢71名の参加でした。
12種・511匹の生き物調査と、CODパックテスト等の水質検査が実施できました。
このページの目次:
1.中野さんの参加レポート
2.イベントの記録写真
3.生き物の調査結果
4.協力いただいた広報記事
7/15に事前清掃、7/17に仕掛け準備しました! → 実施記録はコチラです。
1.中野さんの参加レポート(写真:青木さん)
生きものと水質調査2009
日時: 2009年7月20日(月、海の日)
9時30分〜11時00分
場所: 国道6号脇のアサヒ飲料跡地の裏、
大堀川左岸と地金堀の合流点
天候: 晴れ、 気温 34℃、水温27℃
参加人数:
一般参加 54名(内子ども 31名)、
会員 17名、 合計71名
晴天ながらも前日までの暑さも和らぎ、絶好の調査日和でした。9時頃より一般参加の親子連れが見え始め、総勢71名と賑やかな楽しい催しとなりました。
皆さんの見守る中、本流の上下流から竹竿による追い込みが開始され、地金堀の暗渠に取り付けた網も下ろされました。青木代表からの挨拶に引き続き、待ちに待った子供たちが各自の網を手に一斉に川に入りました。ザリガニを捕まえ喜ぶ子、捕った魚の数を自慢している子、それぞれに嬉しそうに元気に捕った獲物をピンクボートに入れてくれました。
約30分の捕獲時間が終わり、お話が始まりました。
最初は高田さんから水のお話です。子ども達も水質を検査しCOD値が本流の水で8位、地金堀の水で20位と確認しました。実験として牛乳をポトポトと落とした水の値が100にもなることは皆さんの驚きでした。
次は鈴木先生からの生きもののお話です。追い込む前に確認したときコイが20匹もいたのに、一匹も捕れなかったのは不思議でした。でも、いろいろな魚や動物が見つかり、それぞれのお話を聞かせてもらい、子ども達も熱心にメモ取ったり、貼り出した魚の写真を撮ったりしていました。
今日の収穫は コイ 20、モツゴ 400、モロコ 4、チチブ 1、ヨシノボリ 50、メダカ 4、ドジョウ 1、オタマジャクシ 1、スジエビ 21、アメリカザリガニ 5、アメンボウ 1、コオイムシ 3でした。
最後に、お土産として配られた竹とんぼに子供達は大喜びでした。
散会後、風車小屋で後片付けと懇親会を催しました。先生からの千葉博物館の催し物、鈴木さんからの手賀沼トラスト紹介や飛び入り参加の市民活動センターの鬼山さんの挨拶もありました。
なかでも嬉しかったのは初参加の高鹿照祥さんが正式会員になって頂いたことでした。 以上魚とりをスタート!
高田さんの水質検査
鈴木先生と生きもの調査
2.イベントの記録写真 (堤田さん)
8:00 道具小屋集合。 8:30 会場にて、旗立て、水質調査、生き物調査の準備をしました。 |
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9:00 受付開始。 皆さんが集まってきて、、、、 9:30頃 青木代表により、開会の挨拶等を行いました。 |
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9:30頃〜 下流、上流から水面叩きを開始。 10分程で地金堀合流点に魚たちを追込みました。 |
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9:40頃 追い込んだ後、カラス網を閉めました。 ↓ と同時に、、 子ども達登場! |
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9:40から 10:00の間: お父さん達と一緒に、浅瀬で魚とりに夢中になりました。 |
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すくい網で採った魚は、プラ舟にみんなで集めました。 カラス網辺りに小魚が多く捕れました。 |
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10:10頃 子ども達は足を水洗いし、 当会諸兄はカラス網も後片付けしました。 |
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10:20頃 高田さんの水質検査の説明の後、 3班に別かれCODパックテストの実験をしました。 |
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10:40頃 千葉県環境アドバイザの鈴木先生の説明で、生き物の名前の数え上げをしました。 |
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11:00頃過ぎには現地を撤収しました。 12:00頃〜 道具小屋での水洗い、 そして反省会をしました。 |
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3.生き物の調査結果 (中野さん)
今年は、12種・511匹が捕れました。
昨年同様、モツゴは大漁でしたが、オイカワ等のやや中サイズものが少なめでした。
珍しいところで、コオイムシという水生昆虫が3匹見つかりました。 (写真:堤田)
コオイムシ
チチブ(写真は屈折してます)
アメリカザリガニ
モツゴのみなさん
種類 昨年までの調査結果 今年 ’00 ’01 ’02 ’03 ’04 ’05 ’06 ’07 ’08 2009 コイ(コイ科) ○ ○ ○ - 4 30 10 7 3 20(目視) ゲンゴロウブナ(コイ科) - - - 18 28 - - - - - ギンブナ(コイ科) - - - 1 - - - - - - モツゴ(コイ科) ○ ○ ○ 111 6 85 240 400 300 400 オイカワ(コイ科) ○ ○ ○ 3 1 21 5 8 - - ハス(コイ科) - - - 3 4 6 - 5 - - ワタカ(コイ科) - - - 2 1 - 2 - 1 - ウグイ(コイ科) - - - 2 - - - - - - モロコ(コイ科) - - ○ 2 1 4 12 170 6 4 ムツギク( 科) - - - - - 3 - - - - チチブ(ハゼ科) - - - - - 1 - 1 1 1 ヨシノボリ(ハゼ科) ○ - ○ 44 69 18 150 4 24 50 メダカ(メダカ科) - - ○ 4 4 5 3 4 5 4 ドジョウ(ドジョウ科) - - - - 1 - - - - 1 オタマジャクシ - - - 46 9 17 17 4 9 1 スジエビ - ○ - 9 211 30 80 120 150 21 アメリカザリガニ ○ ○ - 7 20 2 1 2 1 5 アメンボウ - - - 6 - 1 3 - - 1 その他 - - - ヤゴ、ガムシ、サカマキガイが各1 オケラサカマキガイが各1 ミズカマキリが1 ヤゴが1 ヒメモノアラガイが1 シオカラトンボのヤゴ、ミズカマキリ、カメが各1 コオイムシが3
4.協力いただいた広報記事
ASAフレンズ
2009.7.3号で
紹介していただきました。
■ 事前清掃・整備と(7/15)、魚網の設置(7/17)
事前清掃・整備: 15日(水)、12名参加 (青木、河井、山口、鈴木、志茂、湯原、木村、奥村、 芝原、高橋、高田、世話役:中野) ----- 当日の説明場所を今年は広く設定し、周辺の草刈を行いました。川辺に降りる道をつくり、合流地点の川底状況を調べました。(中野記) ----- 草を刈りました。上下の川への降り口と会場周りの両側を少し。柳の木を剪定しました。使った刈り払い機 2台。どちらも順調に動きました。(鈴木記・写真) |
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魚網の設置: 17日、6人参加 (寺尾リーダ、木村 青木 山口 湯原 中野) ---- 網の購入ブロックの搬入準備の上、地金堀の暗渠への網の取り付けを行いました。仕上げはま ずまずですが、答えはどう出るでしょうか。(中野記) ---- ![]() 地金堀出口の暗渠内にコイ逃亡防止用の網設置をやりました。寺尾さんの陣頭指揮で氏執念の仕掛けが、何とかできました。 当日は追い込み隊は従来よりずっと地金堀出口に近いところに陣取り、暗渠内の仕掛け網を引き上げると同時に追い込んですぐ出口に網を張ると言う具合に考えています。 それにしても上流からアオミドロが沢山流れ続けて来ていて、よい状況ではないのが残念です。(青木記・写真) |
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