大堀川の水辺をきれいにする会

夏の生き物調査 2006」の報告 2006.7.27


梅雨が長引き各地で豪雨が続く中、この日は好天に恵まれ、
子ども達36名、保護者の方27名、当会の会員含め総勢84名で、「生き物調査」を行いました。

小さな子ども達も一緒に生き物を採取し、種類と数を確認しました。
また、大堀川の水、市内の湧水等のの水質調査も行いました。
       生き物の調査結果はこちら


なお、この日に先立ち先週に草刈り、7/23に川底整備を行い、楽しい川遊びに備えました。
          川底整備の記録はこちら

8:00道具小屋に集合し、
9:00には現地でも準備をほぼ済ませ、会場案内を行いつつ、段取りを最終確認しました。。
9:15
受付開始。

9:30過ぎに木村会長の挨拶です。
9:40
大堀川の下、上流から水面叩きを開始。
5分少々で地金堀合流点に魚たちを追込み完了しました。

9:55頃
追い込んだ後、からす網で締め切り、網の下を石で押さえました。
この網のすぐ外側はかなりの深みとなっています。
反省点1: 
網で締め切るのに2分かかったいました。改善余地ありです。
反省点2: 
魚の大量移動が不明だったため、網の外側の深みに多くの魚が隠れ残っていた可能性ありです。深みの外からカラス網で囲い込む等が必要だったとも思えました。
10:00頃
子ども達登場!
坂に気をつけて川に降りました。

地金堀の暗きょ内から、追い込んだ魚たちを追い出しました。
参考情報: 
追込み前から、ワタカ、オイカワが浅瀬を横切るのが多数みられました。暗きょ出口の深みでは、モツゴその他の黒い影がコイに混じって泳いでいました。岸辺の草下のよどみでは、モツゴ、エビ、ヨシノボリの子ども達が多くおり、その中にメダカもいました。
からす網の手前のセセラギで、水遊びを兼ね、
みんなで生き物をすくい採りました。
反省点3: 
暗きょから追い出した魚は、皆が調査している浅瀬手前の深みから出ようとしなかった模様。
参考情報: 
生き物採取が終わり、皆さんが引き上げた直後、多くのコイが地金堀から大堀川本流に出ようとして浅瀬を横切ろうとしました。数匹が捕まえましたが、やはり、多くの人が居たので出難かったんでしょう、、。
おそらく、大堀川本流の深みあたりの方が快適なんだと思われますが、魚の習性を勉強しないといけないようです。
10:30頃
2班に分かれ一方の班は、千葉県環境アドバイザの鈴木先生の説明で、生き物の名前を調べました。
反省点4: 
堤防上で魚を分類するための『水の運び上げ』が、その場になってのヤッツケ作業となり魚にも人間にも大変でした。
水揚げ作業は準備作業として事前に済ませておくこと、また、採取された魚を適宜運び上げ早めに分類しておくこと等を再考したいところです。
もう一方の班は、CODや透視度等の水質を検査しました。
2班が入れ替わり体験した後、
最後に鈴木先生から講評をいただき、
11:15頃解散しました。
生き物調査結果 (記録: 中野)
種類 環境アドバイザー鈴木先生のコメン
コイ(コイ科) 10匹 大きなのをよく捕まえました。
ワタカ(コイ科) 2匹 19センチもあり立派です。
オイカワ(コイ科) 5匹 オスの婚姻色がきれいです。
モロコ(コイ科) 12匹 顔が丸いのが特徴です。
モツゴ(コイ科) 240匹 今年は多いです。
ヨシノボリ(ハゼ科) 150匹 ミズカマキリ
メダカ(メダカ科) 3匹 今年も見つかってよかったです。
オタマジャクシ 17匹 ウシガエルになってモーと鳴きます。
スジエビ 80匹 透き通っていてきれいです。
アメンボー 3匹 元気に泳いでいます。
ヤゴ 1匹 イトトンボになります。
アメリカザリガニ 1匹 小形です。


生き物調査”現場の事前清掃と川底整備 2006.7.23

「夏の生き物調査2006」の現場の事前清掃と川底整備
 日時:  2006年7月23日(日)、9:00〜11:00
 メンバ: 青木、岩田、河井、奥村、志茂、鈴木、中野、山口、湯原、横井、堤田(記)
実施状況:  
今年の川底が例年になく大変容していました。
人為的なのか、、、あるいは先週の大雨と濁流のためか、、、、下の写真”左”のように、川底の20-30cm長の元護岸用?の石が、押しやられて堰(せき)となっていました。
おそらく、その上流側(地金堀側)の川底にあった護岸用の”石”が、固定用の針金が腐食して用をなさなくなったため、何者かによって押しやられたのではないかと思われます。お蔭さまで腰までの深さとなってしまい、子ども達にとって危険な凸凹の川底となっていました。
皆で頑張りにより、下の写真”右”の「清掃後」のように、きれいなせせらぎとなりました。
なお、草刈りについては、先週内に鈴木さん、横井さん他によってきれいに済まされていましたので、今回は、作業はなしでした。ご苦労様でした。
  

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