大堀川の水辺をきれいにする会 

秘湯訪問(2005. 7. 3〜4)


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宿: 北温泉
  (栃木県那須郡那須町湯本))

 http://www9.ocn.ne.jp/~kitanoyu/mokuj.htm   



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■2005年 7/3(日曜) くもり 

 8時!! 柏駅みどりの窓口に馳せ参じた面々は中野、岩田、青木、岩佐、そして世話役の横井、奥村、山口、河井の総勢八名。 定刻通り出発。上野に着くや素早く先頭車両近くに陣取る。 ボックス席を確保し、出発から宴会状態に入ろうかと企んでのこと。 だが、入線してきたのは、長〜いシートだけの電車。 止む無く隅っこの両側を占拠。
 それでも初志カンテツ。そこはそれ、魚ゴコロあればミズいやビールココロが喉から出掛かかる。昔懐かしい成田はカツギ屋のオバチャン【^g^】負けの買出し袋からは、もそもそと出るわ出るわ、するめ、枝豆、ポテトチップ、・・・チーズ ⇒ これがまたご自慢の逸品で、なんとナイフまで用意する周到さ。発車も待たずにここ一角だけはイラク北部の如く、しかし飽くまで静かに旅立った。

 10:51終点宇都宮着。 慌しく黒磯行きに乗換えるべくホームへ出る。 と、なんと思い出のベントーのオジサンが待ってるではないか。 で、ベントーの物色を始めるが、すかさず発車のメロディ♪♪♪が鳴り響く、一同おっとり刀で車内に飛び込むが、ベントーは未だ手にしておらず、ドア越しに迷っている内に無残にも閉じてしまい、恨めしげな
(~_~;)だけがそこに並んでいた。
 なに我々はひと列車早いのにうっかり乗っちまっただけなのだが、ふと気づくと、隣の席では仲良し仲間で お出掛けのオバチャン達八人がしきりと箸を動かすの図。 「?、!」物欲し気に見えたか、おばちゃんから声あり。 「このベント−食べない? おカネはいいから!ホントよ、ほんと!」としきりとオススメ。 こちとら、いかがすべきか、思案していると、目の前にベントーが差し出されて、渋々手にしたが、まさかこれをメダカより気の弱い吾輩だけで喰うのも気が引けて、丁重にお返しした。
 但し、こんどはボックス席がばっちり確保出来、昼飯にありつけない分まで一堂 どーどーと飲み食いに徹する。

 12:00少し前 黒磯着。 バスの手配をしてから、昼飯を駅前のレストランで掻き込み、
 12:30大丸温泉行のバスの乗客となった。終点の那須ロープウエイでスイッチバックして那須自然研究路迄行き、ここから北温泉目指して歩き始めた。

 遅咲きのツツジがちらほら残る中、視界10数メータ-、露で湿った枝をやっとくぐって歩く。 半時歩いただろうか、 旭:北湯バス停 着。更に降って徒歩約30分、北温泉旅館は両脇を屏風のように切り立った崖の谷底の中、ボーボーと煙る湯の先にぼんやりと姿を現した。 時計はほぼ3時。 
 旅館は木造3階建てくらいか、上等な山小屋の体で、薄暗く目が慣れるまでに時間がかかる。 上り框で旅装を解く。 変わったアクセントの中年女性の後について急階段を二階へと上がる。 聞けばマレーシアからひとりでこの山奥に来てるという。 我々は二つの十畳部屋にあてがわれる。
 部屋の茶菓子も手付かず内に、4・5人があたふたと手拭を下げて出て行ったとみるや、玄関先の温泉プールに出現。 な!なんと!! full−chinではないかっ!!! 湯煙で煙っているとは云え、外界からは遮るものなくムボービそのもの、ニッポンのボウエイもこれほどはムボービじゃないが、これをユー気というか、蛮行と云うべきか、はたまた無邪気と称すか、記者は表現に窮す。
 当方は恥ずかしさというか、ウブがこの年になってもこびりついてて、ひとり「天狗の湯」へ参る。 ドアも引き戸もなくて、僅かに脱衣コーナーがあったが、これも全て廊下から丸見えで、ご丁寧に壁はガラスがはまっていた。

 “湯水の如く”というよりも “怒涛の如く”お湯が飛び込んで来る。 石鹸、シャンプー、リンスといった世俗の代物は一切見当たらず、転がった3・4個の桶とA3サイズ大の古びた鏡が申し訳程度のあるくらいで、他には一抱えは優にあろうかと思われる、アルコールに弱いらしき天狗がふたつ、赫ら顔で天井近くから睨んでいた。
 10坪ほどの、掃除など余りしたことのなさそうな湯殿から上がり、さて髭でも当たろうかと立ち上がると、胸元を押さえただけで生まれたまんまの女性二人、硝子戸だけが隔てた、すぐ横に降りてくるのが目に飛び込んだ。 こちとら慌てて湯船にじゃぶんだね。 いやはや驚いたのなんのって・・・・・。 二人は背中の方でごそごそしてたが、着替えの籠を持って出て行くのをチラリと覗くのが聖人君子にとっては精一杯のテイコー。
 ところが数分後、50がらみと30台の、なんとなくいわくありげの男女がやってきた。 男はサッと脱いで湯に浸かったが、女はモゾモゾやってる。やがて、むこう向きでやんわり脱ぎ始めた。 “こっちはどうすりゃいいんだ”と暫し悩んで、邪魔するのも野暮だと背中も流さずにとんずらに及んだのである。

 全体がこういう按配で、よく見れば「男湯」、「女湯」の印は何処にもない。 なべてオープン、混浴、アバウト、テキトーなのだ。 同行の士には、偶然にも松戸辺りのおばちゃんと同じ湯船に浸かって、懐かしい話に興じたり、気分が乗ったオヤジの喉から民謡を五曲も聴いて、これだけでも来た甲斐があったとおっしゃる。

 風呂の後は部屋へ集まって一同カンパーイ。 くだんのサンタのおじさんの買出し袋からは、次々に山海の珍味が出てきて、もう最高潮。
 やがて午後6時、お待ちかねの大宴会の前には既にいいこころもち。 他に二・三組の客がいただけで わりあい静かな夕食となった。
 宴会もおわり、再び浴びるもの、呑みなおす者、早々床に伏すもの、さまざまで、谷に木だまする湯の音は全てを暖かく包んで夜は更けていった。

    
■2005年 7/4(月曜) 雨 
 夜中ふと目覚めると、屋根に盥の水を続けざまにひっくり返したかと思うほどの雨音を聞いたが、朝までこの尋常でない雨は降り止まず、ゆっくり10時まで旅館に留まり、この日はろくに何処へも寄らずの帰宅となった。 「オレたちゃ 雨でもゆくぜっ!!」とやったら、ほんとに雨になっちまいました。

 しかし、北温泉は正しく温泉であり、湯の滝あり、プール、露天ぶろとこれほどの湯量を誇る温泉を私は未だ知らない。 この自然のなかで日頃知らないお互いを触れ合って楽しい二日間となりました。
 来年もやりたいね。
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 2005.7.19河井記 
   
オレたちゃ 雨でもゆくぜっ!!

 宿: 栃木県那須郡那須町湯本151 0287-76-2008
    江戸時代からの歴史ある秘湯の一軒宿、温泉プ−ル『千人風呂』有
    http://www9.ocn.ne.jp/~kitanoyu/mokuj.htm    ←・・・・北温泉ホームページ
■7/3(日曜)
  
 8:00 柏駅緑の窓口集合 
 8:09 柏駅発 ⇒ 8:39上野着
 8:40 宇都宮行き15番線(特急のホ−ム)入線、 
 9:06 上野発  ⇒ 10:51宇都宮着 
 ●昼飯は宇都宮にて駅弁を各自で購入の事
 11:11 宇都宮発 ⇒ 12:00黒磯着
 12:30 黒磯発(大丸温泉行バス) ⇒13:30頃大丸温泉着
       大丸温泉=(徒歩10分)⇒ 旭:北湯バス停 ⇒(徒歩約30分)⇒北温泉着
       結局14時30分ごろ目的地到着を目指します。
 
 お待ちかねの大宴会は午後6時頃開宴
 

■7/4(月曜) 
 8:30 旅館スタ-ト ⇒ 徒歩約30分 ⇒ 旭:北湯バス停
 
 9:28 旭:北湯バス停発(バスは周遊コ−ス)⇒ 約25分で一軒茶屋(720円)
      (参考 旭:北湯バス停発8:38、9:28、10:08、10:48)、
 
     
 南が岡牧場見学の時間と昼飯で3時間程度見込む(ジンギスカン料理と生ビ−ル)
     
 南が岡牧場ホームページ http://www.minamigaoka.co.jp/nasu/index.html
 13:15 一軒茶屋発(発黒磯行きバス)⇒ 13:45頃黒磯着
 
       (参考 一軒茶屋発12:10、13:15、13:30)
 14:07黒磯発普通(JR)発⇒15:08宇都宮着⇒16:52上野着
  柏着は18:20頃
       (参考 一軒茶屋発12:48、13:08、13:28, 13:46, 14:07, 14:29, 14:48)

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《 旅 費 》
 
  当日・翌日の昼食は各自負担とします。
【 交通費 】
 
   1) 柏 〜 黒磯 (JR)(2,940円×2) 5,880円
   2) 黒磯⇒丸温泉(バス) 1,200円
   3) 丸温泉(バス)⇒ 一軒茶屋 720円
   4) 一軒茶屋(バス)⇒ 黒磯 730円
               
  小計 8,530円
【宿泊料金等】   
   5) 1泊2食付+入湯税 9,000円
   6) 宴会費等 3,000円
   7) 車中アルコホル+つまみその他 3,000円
      (車中などの飲み物などは、充分とはいきませんが、ここから出します。)
              
  小計 15,000円

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