大堀川の水辺をきれいにする会

春の川掃除 2005の実施報告 -2005.3.27-

 好天に恵まれ、78名ほどの参加者を集め、春の川掃除を実施しました。
 会員は道具小屋に8:00集合で準備を行い、一般市民の方々は、北柏ふるさと公園に9:30集合でした。
 会からの説明と体操のあと、国道6号線からふるさと公園前まで、左右に夫々3班、それにボート2艘、胴長10名程によって、各持ち場を分担して掃除しました。
 11:30に終了し、もう1つのイベントであるご苦労さん会にて、楽しく大堀川、手賀沼などについて話をしました。

■事後感想と活動風景は、こちら
■成果その1: 収集ゴミは、こちら
■成果その2: 掃除前と後の比較は、こちら
■参考: 事前のゴミ調査模様 

春の川掃除2005 鈴木さんの事後感想と 皆さんの活動風景
大堀川の掃除についての感想です。
・柔らかい川底。
・割れた一升瓶やコップの破片。
・使い込まれた大量の茶托。
・用水路への投げ込み(濡れた新聞束)。
・胴長組みと陸上組みとの連携。
・ゴミ集積所の位置と数。
・リヤカーの市民権(車止めの通過)。
・釣り人へのお断りの看板。
春の一大イベントであるふるさと公園周りのお掃除が終わりました。5班の受け持ちはふるさと大橋から手賀沼までの右岸でした。
 
※この橋の下がどの班の受持ちかが少し問題になりました。

ふるさと大橋の下は、葦原の切れ目でもあり昔はかなりの深みだったのが最近は流れて来た砂が柔らかく川底に堆積していて、一見したところ問題なく歩けそうに見えるけど、子供の足跡などがあって安心しているとズブズブと脚をとられてびっくりするようなことが起こります。
木村さんは長い脚が見えなくなる位のめり込み慌てていました。水深は20cmも無いのに砂に着地してから落ち着くまでに更にそれ以上潜り込んでいく場所を歩き回るのは、見ている以上に数段勇気のいることです。

ここふるさと大橋の下は、どういうわけか、昔から大物を捨てたくなるような場所らしく、今までにも色々なゴミが収穫されています。
そういう中で割れた一升瓶やコップや茶碗4-5kg程がペナペナの半分破れかかったレジ袋に入って捨てられており、ビンカンの回収袋に収集しました。が、鋭いとがったガラス破片がこぼれてしまったため、足元を気にしながらヘドロをかき回し、手探りで回収しました、、。(回収率には自信が無い。)

その先には、同じくレジ袋に入った使い込まれた茶托が沢山捨てられていました。一般家庭で茶托が何十枚も使われている筈は無いし、ファミリーレストランやラーメン屋で茶托を出すことも無いしと考えるとそれなりのお店の責任なのだろうと思いますが、もしかして一般ゴミではもって行って貰えないのかも知れない今の制度がそうさせているかなと思ってしまいます。

もう一つはスケボーのウェア一式が、それようのナウいケースに入って捨てられていました。衣類を水に漬けるとどうしようもない重さになります。これはスノーボードのテクニックを身につける事の出来なかった失意の青年が捨てたのだろうと思いましたが同情はしませんでした。

これらの荷物は高い金網越しにロープで引っ張り上げてもらいましたが、川の中でうろうろするのと同様にかなりの労働になったと思います。今回の回収は川中の胴長組に岸辺の陸上組が完全に張り付いてもらったので、効率よく引き上げてもらえましたが、陸上の支援部隊がなかったらどうにもなりませんでした。単なる機械的な班分けと人数割り当てでなく、どんなゴミがあるからどういう風に拾上げ、運び集積するかということを事前に把握し計画を立てておくことが重要でしょう。

この橋の下にはJRの橋の下同様ブルーシートホテルがあります。直接関係は無いのでしょうが、その後ろを流れる三面の用水路へのかなりの投げ込みが浮いていました。開いたままの傘は何とか回収できましたが、束ねられた新聞紙があふれるほどに詰まったスーパーのかごが沈んでいて、水を含んでふやけきった新聞紙の重さがどれほどのものかを思い知らされました。
開いた傘も、取っ手を引っ掛けて持ち上げると水が抜けないので往生してしまいますが新聞紙が濡れるとこれほどの重さになるものかとほとほと感心してしまいました。

この橋の下の用水路の公園側には進入防止の柵があっったため、その周辺の地上部分のゴミを拾うのもかなりてこずりました。加えて、回収したゴミ集積場所の段取り不足で少し遠い公園の端(近くの6番でなく7番まで)リヤカーで運んだりして、かなりの時間を費やしてしまいました。

終了時間と場所との関係で、終了15分ほど前に班長からの終了呼び掛けがありましたが、少なくとも公園の端(ビジターセンター側)辺りまでの清掃は必須と思い下流に向かいました。そこはいつも釣り人のいる場所だけにそれほどの物は無かったものの、釣り人から「おじさんあそこにあるよ」といわれたのにはちょっと感ずるものがありました。
それを片付けた後、最後の8分間位で道具の回収を始めていた人に無理言って助けてもらい、釣り人が並んでいる手前の水のよどみに浮いているペットボトルその他の見苦しいのを辛うじて速攻でやっつけました。そこで本当に時間切れになりました。(ここは事前調査での清掃目標箇所でした。)

この先野鳥観察台の反対側までは、釣り人が頑張っていて先にいけないような雰囲気だったし時間もなくなったので、ボート組みがやってくれてる筈と解釈して失礼してしまいました。お断りの看板があったのか無かったのかは確認しませんでした。

いろいろなものの運搬用に緑の基金からリヤカーを借りて非常に助かりましたが、不幸にして、ゴミを載せたリヤカーは車止めを通れませんでした。信号のある交差点ですら、歩道をすんなり通るのが難しくなっていて、車道にはみだすか、植え込みをかすめるかしないと通れないようになっていました。そこそこ荷物を積んで道具小屋に行くのにはちょっとした工夫と労働が必要でした。

いくつかの反省点を含めての感想でしたが、他の班の仕事がどんな具合だったのか、今回のイベント企画リーダの評価・意見がどういものであったのか、キチンと反省会を行いたいと思います。
※胴長組みは無くて良いと言って始めた1班の葦の林の中からどれほど回収されたのかが非常に気になるところです。
”イベントなんだから楽しくやればいい”というのも考え方ではありますが、どうせやるならまともにやりたいものだと思います。

春の川掃除2005 成果その1・・収集したゴミ

図中の丸数字地点の収集ゴミが、四角数字方向の写真に対応しています。

春の川掃除2005 成果その2・・清掃前と後の比較

上下の写真ペアが清掃前と後のゴミのなくなった風景です。結構きれいになりました!


 事前のゴミ状況の調査  2005/03/12 
っくり事前にゴミの集まり具合を眺めてきました。
国道6号脇の1番地点、北柏橋下の3番地点、ふるさと大橋下の5番、6番地点が、結構大変そうな状況でした。
水深は、本日時点で結構浅いため、当日のボートは危うい?かも知れません。

なお、図中の丸数字地点の状況が、四角数字方向の写真に対応していますので、よろしくご確認願います。
ふるさと大橋下の用水路
ふるさと大橋の下
ふるさと大橋脇
北柏橋の下
ご参考: ふるさと公園前の中洲の樹木と全景     
 

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